阿久津怜生(あくつ・れお)選手は東京大学出身で高校や中学など学歴をご紹介するほか、ドラフトでの評価や能力査定に関する情報を総まとめ!
俊足好打の外野手として徐々に注目度を上げている阿久津怜生選手は、ドラフト会議2022の隠し玉のような存在になっていて、育成ドラフトではなく、支配下選手のドラフトでの指名も期待されている超有望株です!
阿久津怜生は東京大学出身!
阿久津怜生選手は東京大学出身で、在籍する学部は経済学部になります。
現役で東京大学合格の秀才
阿久津怜生選手と同じ東京大学4年生でプロ志望届を提出している井澤駿介投手は、一浪を経て東京大学に入学していますが、阿久津怜生選手は現役で東京大学合格を果たしています。
偏差値の高い名門高校を卒業したとしても、現役で東京大学に合格するのは相当難しいはずなのですが、スポーツに打ち込みながら勉強もしっかりできていた阿久津怜生選手はかなりの秀才、ということが言えますよね。
木製バットへの対応に苦労し、一度はアメフト部へ
東京大学のメンバーとして神宮球場でプレーすることを夢見ていた阿久津怜生選手ですが、身長170cm台の小兵で非力だったため、打球が飛びにくい木製バットへの対応に苦労することになります。
木製バットで今まで通りのバッティングをする自信を持てなかった阿久津怜生選手は、東京大学入学直後に野球部ではなく、アメフト部へと入部するのでした。
ただ、アメフト部でトレーニングを積んでいった結果、木製バットでも強い当たりが打てるぐらいの筋力を身につけ、大学2年の8月に満を持して野球部へと入部し、チームに欠かせない存在として目覚ましい活躍を見せていきます。
阿久津怜生の出身高校
阿久津怜生選手の出身高校は栃木県立宇都宮高校です。
宇都宮高校は栃木県全体の高校の中で1位となる「偏差値72」を誇り、2021年度には現役で19名の在校生が東京大学合格を果たしている日本トップクラスの進学校です。
知のエリートばかりが集結する宇都宮高校へと進学した阿久津怜生選手は野球部へと入部し、高校1年秋の段階からベンチ入りを果たすと、高校2年以降はセンターのポジションでレギュラーを獲得して、打順は主に1番か2番を任されていました。
高校3年夏の栃木県大会では2回戦敗退を喫していますけど、俊足を持ち味にしていた阿久津怜生選手はチームのリードオフマンとして申し分ない活躍を見せていたのです。
阿久津怜生の中学時代
阿久津怜生選手の出身中学は宇都宮市立清原中学校です。
小学校3年の頃から本格的に野球を始めた阿久津怜生選手ですが、小学校6年の時に右ヒジを故障してしまったため、中学時代は野球部ではなく、ヒジへの負担が少ない陸上部に入部します。
走力にはかなりの自信があった阿久津怜生選手は、2015年8月に札幌で開催された全日本中学校陸上競技選手権大会の男子400mで見事優勝!
2位の選手に0.2秒の差をつけての圧勝劇を見せたものの、阿久津怜生選手の夢はあくまでもプロ野球選手だったので、陸上で中学日本一の実績を残した上で高校進学後に改めて野球へと復帰するのでした。
阿久津怜生のドラフト評価査定
阿久津怜生選手のドラフトでの評価はどんな感じなのでしょう?
能力査定:走力はピカイチでも打力はイマイチ
ミート:F
パワー:E
走力:A
肩:E
守備:C
(A→B→C→D→E→F→Gの順)
大学3年春に東京六大学リーグトップタイとなる6盗塁をマークしている阿久津怜生選手なので、走力は文句なしの「A」評価としています。
足が速いこともあり、守備範囲も広いですから、守備面の評価も高くなっていますけど、東京六大学の公式戦でホームランを打っているとはいえ、プロ野球基準になると非力な面は否めないので、ミートは「F」でパワーも「E」という厳しい査定にしました。
ドラフトでの評価は低め
2022年9月9日にプロ志望届を提出している阿久津怜生選手ですから、今後の進路はプロ野球一本ということになるかと思います。
ただ、プロのスカウト側から阿久津怜生選手の能力を評価する声はほとんど出ていなくて、プロ野球チームの方から調査書が送られていない可能性があるので、ドラフトでの評価は低め、と言わざるを得ません。
でも、阿久津怜生選手の走力はプロの世界でも通用しますし、守備力も高めですから、走力と守備を評価する球団がサプライズ的に指名する可能性は十分あると思います。
まとめ
阿久津怜生選手は東京大学のアメフト部から野球部に移った異色のアスリート!
出身高校は偏差値72の進学校・宇都宮高校で、清原中学校時代はケガの影響で陸上部に入り、400mで中学日本一になっていました!
ドラフトでの評価や能力査定はかなり厳しめになっていますけど、東京大学出身の野手がプロ入りしたケースは今までないことですから、史上初となる東大卒の野手という偉業達成に向け、日々本当する阿久津怜生選手の活躍から目が離せません!