12月18日に開催されるお笑いの祭典『M-1グランプリ』。お笑い芸人の人生を決める大事な大会で審査員も毎回注目されています。12月11日にM-1審査員が発表されると、松本人志さんを含む中川家の中川礼二さんなどレギュラーメンバーも決定しました。
ですが、毎回参加していた笑いの女王の上沼恵美子さんの名前がありませんでした。これまでのM-1審査でも笑いを交えながら的確なコメントなど毎回楽しみにしていた方も多いと思います。なぜ2022年のM-1グランプリの審査員に上沼恵美子さんがいないのか過去のエピソードも振り返って分析してみました。
M-1グランプリ2022の審査員が決定!
M-1グランプリ2022の審査員メンバーが決定しました。
- 松本人志
- 中川礼二(中川家)
- 立川しらく
- 富澤たけし(サンドウィッチマン)
- 塙宣之(ナイツ)
- 博多大吉
- 山田邦子
上沼恵美子さんがいないので驚きましたが、女性審査員として山田邦子さんが選ばれています。M-1当日は上沼恵美子さんがいないことを松本人志さんが笑いに変えてくれると思いますが今年も豪華メンバーが審査員ですね。ファイナリストの10組は優勝すると本当に人生が変わるので、審査する方も毎回真剣です。
M-1グランプリ2022で上沼恵美子が審査員にいないのはなぜ?
一番気になるのはレギュラー審査員として活躍していた上沼恵美子さんがいないことですよね。2022年は2021年に審査員だたオール阪神・巨人の巨人師匠もいません。4年ぶりの審査員入れ替えでこの2人が引退とされています。
- 理由①単純に元々2022年のM-1では審査員にならない予定だった
- 理由②M-1グランプリ2018でのとろサーモンの久保田の暴言がきっかけ
- 理由③上沼恵美子のギャラ高騰のため
- 理由④上沼恵美子が審査に負担を感じていた
それでは、上沼恵美子さんがいない理由について詳しくみていきましょう。
理由①単純に元々2022年のM-1では審査員にならない予定だった
上沼恵美子さんがM-1の審査員を断った理由は単純に、継続はしないと前回の時に断言していたのかもしれません。女性お笑い芸人のレジェンドでもあるのでもちろん番組側は来年もお願いします!と言っていたとは思いますが。予定通り2022年のM-1グランプリの審査員は継続しないという元々の決断だった可能性もあります。
理由②M-1グランプリ2018でのとろサーモンの久保田の暴言がきっかけ
M-1グランプリで上沼恵美子さんの今後の審査員継続の雲行きが怪しくなったのは、2018年の大会です。当時審査される側でいたとろサーモンの久保田さんが暴言を吐いてしまったことによるものです。内容は久保田さんがM-1が終わった後、上沼恵美子さんに対して配信したインスタライブで「自分目線の、自分の感情だけで審査せんといてください」と批判。
松本人志さんもこの発言には激怒していて、「彼ら(とろサーモン)は勉強不足。本当に分かっていない。」と強い発言をしています。さすがに吉本興業の後輩が無礼を働いたとしてまずいと思ったのか、松本人志さん自身がお詫びも兼ねて上沼恵美子さんのレギュラー番組に出演するまでに発展しました。
その後、上沼恵美子さん自身も自虐めいたように久保田さんとの炎上事件について笑いを取っていましたがその頃ぐらいから「私はもう審査しない」という態度が端々に見えていた気がします。
理由③上沼恵美子のギャラ高騰のため
最近で様々な影響でテレビ番組の予算も厳しくなってきています。人件費などのコストもカットの方向の中、大御所クラスの芸人さんへのギャラが高く番組の継続ができなくなったということも実際に起きています。
M-1グランプリで上沼恵美子さんを審査員にキャスティングする場合も、多額のギャラが発生していると思われるので別の空にお願いせざるを得なかったこともありそうです。
理由④上沼恵美子が審査に負担を感じていた
実は上沼恵美子さんは2021年の時点でM-1グランプリの審査員を卒業したいと発言していました。2021年12月19日の大阪・ABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」の生放送での発言です。
発言の内容は…
- グランプリ取った人に自分が票を入れてなくて、目録1000万円の板を渡す時すごい嫌です。
- 人生かけた芸人に票を入れてなくて、『やっぱアンタおかしい、違う』と言われて引きずる。
- 巨人さんと私は『ラストやね』と出演前に言い合わせていた。
- 2020年や2021年もM-1の審査員を本当は断っていた。
- 私のようなお笑いが全然分からない者がもったいない。
というような発言をしていました。お笑い界を席巻してきた存在なので、かなり謙虚な上沼恵美子さん。芸人の人生を変えてしまう大会なので、審査後のバッシングなどにも負担を感じていたことは確かなようですね。
M-1グランプリ2022で山田邦子が選ばれた理由は?
山田邦子さんと言えば全盛期は人気バラエティを担当したり、自身のグッズがバカ売れするなど知らない人はいないほどお笑い界で人気でした。M-1の番組側も審査員にオファーを掛ける時にいろいろ抑えなければいけないポイントがいくつかあります。
- 審査員のスケジュール
- ギャラ
- 他の審査員との共演NGがないか
などです。
山田邦子さんがM-1の審査員になったのはこれまでの実績やお笑い大会などのの審査経験があるからではないでしょうか?「適任だ!」という声も挙がっていました。
上沼恵美子さんの後継者として予想されていたのは、ハイヒール・リンゴさん、海原ともこさん、友近さん、山田邦子さんの名前が挙がっていました。現在でも女性お笑い芸人で活躍している人はたくさんいますし、友近さんだと先輩たちを差し置いて審査員のオファーがあってたとしても断っていた可能性がありそうです。
実際に友近さんはM-1グランプリではなく、12月10日に放送されていた『THE W』で審査員をしていました。数年後にはM-1の審査員をやっている可能性もありそうですが。
まとめ
今回は「M-1グランプリ2022で上沼恵美子が審査員にいないのはなぜ?」についてご紹介しました。