KiiTa[キータ]聞いた?効いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌|食のパワー丸かじり
KiiTa[キータ]聞いた?聞いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌
Food MedicationKiiTa初夏号26〜27ページ掲載
食のパワー丸かじり!
雑殻 日本人が本来食べてきた主食である雑穀。精製した白米に比べて ミネラルやビタミンが豊富ということで再注目されています。 日本人の食生活の救世主ともいわれる理由をご紹介しましょう。
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大豆イソフラボン
ナトリウムやカルシウムと共に神経や筋肉の機能を正常に保つのに役立つ。

鉄分
血中で全身に細胞を送るのに使われる。不足すると貧血に。
食物繊維
腸内の有害物質を排出させるほか、血糖値上昇、コレステロール値をおさえる。
雑殻
緑 茶
ビタミンB 群
糖質や脂質、アミノ酸やたんぱく質の代謝に関わりエネルギーや細胞をつくる。
カルシウム
骨や歯の形成に必要な栄養素で、血液や神経、細胞など体内の生理機能にも不可欠。


主な栄養成分(大豆<乾>100g中)
エネルギー
114kcal
たんぱく質
4.2g
脂質
2.5g
糖質
17.7g
食物繊維
1.9g
カリウム
129mg
カルシウム
40mg
マグネシウム
40mg
1.2mg
ビタミンB1
0.09mg
ビタミンB2
0.03mg
ミネラル、ビタミン、アミノ酸が豊富

雑穀は胚芽が多く抗酸化物質やビタミン類、ミネラルが豊富です。例えばアワは鉄分、キビはビタミンB群、ヒエはカルシウムなど現代人に不足しがちな成分が含まれています。雑穀の外皮の黄色や褐色の色素には、ポリフェノールやアントシアニンなどの抗酸化物質が含まれており、健康維持や美容に役立つといわれています。 また、食物繊維が多いのも特徴。快便に導いてくれるので、腸の健康や便秘解消にも期待できます。さらに雑穀は昔から味噌や漬け物の素材として発酵食品として、アミノ酸の補給も担ってきました。 一見、貧しそうに見える雑穀食ですが、実は滋養豊富なバランス食。いろいろとブレンドして、毎日の献立に活用してみましょう。

大豆のパワーレシピ
食物繊維でおなかすっきり 雑穀コロッケ
材料(4人分)
白米 2カップ
雑穀米 20g
塩、こしょう 適量
ケチャップ 大さじ6
溶けるチーズ 50g
薄力粉、卵、 パン粉 適量
揚げ油 適量
作り方
1 炊き上がった雑穀ごはんを冷やし、ケチャップと塩・こしょうを加えて混ぜる。
2 溶けるチーズを(1)の真ん中に入れて形を整え、薄力粉、卵、パン粉の順に衣をつけ、170 ℃の油で揚げる。
野菜と雑穀でビタミンたっぷり 雑穀ロールキャベツ
材料(4人分)
雑穀米 60g
にんじん 1/4本
しいたけ 2枚
鶏ミンチ 80g
キャベツ 4枚
適量
ブイヨンスープ 2カップ
塩、こしょう 適量
作り方
1 にんじん、しいたけはみじん切りにし、芯がなくなるまでボイルした雑穀米、鶏ミンチを混ぜる。
2 キャベツは塩を入れた熱湯でサッとゆで、水けを切る。
2 (1)を(2)で包む。
2 鍋にブイヨンスープを煮立て、3をじっくり煮込む。塩・こしょうで味を調える。
保存の コツと選び方
直射日光と湿気を避けて、密閉できる容器などに入れて常温で保存します。商品によりますが購入から半年以内に食べ切ったほうがよいでしょう。雑穀は国産品と輸入品があり、発売元に尋ねて調べることもできます。また豆類は遺伝子組み換え原料かどうかをチェックしましょう。

監修 雑穀雑穀ブレンダー内田弘さん 雑穀雑穀ブレンダー
内田弘さん
日本雑穀協会会長。NPO 法人「元気な120才を創る会」理事。 雑穀から学び、日本人にバランスのとれた食生活を提案。

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