KiiTa[キータ]聞いた?効いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌|サプリ活用術|
KiiTa[キータ]聞いた?聞いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌
サプリ活用術 KiiTa春号29ページ掲載
健康と美容のために欠かせない成分 コラーゲンの力
体内のさまざまな場所で、大切な役割を果たすコラーゲン。
美容のイメージが強いようですが、スポーツ選手などにも愛用される成分です。
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コラーゲンは、私たちの体内のさまざまなところに存在する重要な成分です。皮膚、腱、血管、骨、関節などに多く含まれます。
アミノ酸がつながってできたたんぱく質の一種で、新陳代謝とともに体内でも作られますが、年齢とともに合成される量は減ってきてしまいます。

コラーゲンの力
人間の体内に存在するコラーゲンには、19種類の型が確認されていますが、サプリメントとして主に利用されるのは、そのうち次の2種類。肌に多く含まれるI型コラーゲンには、水分をたくわえて肌の弾力を保ち、みずみずしく整える働きがあります。関節に多く含まれるII型コラーゲンは、軟骨の動きをなめらかにして健康な関節を保ちます。

食事やサプリメントなどから摂ったコラーゲンは、体内で、アミノ酸がいくつかつながったペプチドや、アミノ酸の状態まで分解されて全身に送られ、再びコラーゲンへと合成されます。
食材などに含まれるコラーゲンは、分子量が大きいため、そのままでは体内に吸収されにくい成分です。そのため、低分子化して、より吸収されやすくする技術の開発が進められています。

摂取したコラーゲンを体内で再合成するには、ビタミンCや鉄分が必要。せっかくコラーゲンを摂っても、この2つが不足していては、有効に利用することができないのです。できれば、サプリメントに頼るだけでなく、バランスのよい食生活に配慮することも大切。また、運動不足も、新陳代謝を衰えさせてコラーゲンの合成能力を低下させるので、適度な運動を心がけることも重要です。

コラーゲンはぷるぷる食材に含まれる

ふかひれ、牛スジ、鶏の皮や軟骨、手羽先、うなぎ、かれい、煮こごりやゼリーなど、食材のぷるぷるした部分に豊富。
昔は、肉や魚を丸ごと食べることが多く、自然とコラーゲンも摂れていたのですが、現在では食事から摂る量は減っています。高カロリー高脂肪の食材が多いので、食事から摂る場合は注意が必要。


監修 小野浩子さん 後藤典子さん
日本サプリメント協会理事長。
サプリメントの情報を正しく伝えるために同協会を設立。講演・執筆等で啓蒙活動を行う。
http://www.j-sup.com/

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