成分の種類も薬を選ぶときに重要。水虫薬はこれまで医療用医薬品としてしか使用できなかった成分が、続々とドラッグストアで買える新薬として販売されています。イミダゾール系【ミコナゾール、ビホナゾール、ラノコナゾール】、モルホリン系【塩酸アモロルフィン】、ベンジルアミン系【塩酸ブテナフィン】、アリルアミン系【塩酸テルビナフィン】などがその代表的なものです。根気強く治療を続けることは基本ですが、2週間使っても症状が改善されないようなら、違う系統の成分に変更するのがよいでしょう。
水虫薬にはかゆみを抑えるクロタミトン、抗ヒスタミン薬、痛みを抑える局所麻酔薬のリドカインなどが配合されていますが、これらは一時的に効いても、持続はしません。かゆみなどの症状ががまんできないような場合は、薬剤師か医師に相談を。
また、水虫の一般薬は種類も濃度も医療用とほぼ同じように設定されていますから、同等の効果を発揮します。しかしそれだけに、かぶれなどの副作用も医療用とほぼ同じ程度に起きますから注意してください。異常があればすぐに皮膚科の医師に相談しましょう。
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