セルフメディケーションの基本は、「運動」「食事」「休養」。“健康のために”と始めた運動で、筋肉痛になったり、ケガをしたりして運動を続けられなくならないよう、疲れをこまめに解消し、ためないようにしましょう。
運動をすると、筋肉繊維が繰り返し収縮して損傷し、それによって筋肉に疲労がたまります。心地よい程度の疲労は、食事で栄養補給をし、睡眠で休息をとることによって回復するため、徐々に筋力がアップするのですが、回復が間に合わず、疲労が蓄積すると痛みやケガの原因に。筋肉の張りを感じた場合は、早めに消炎鎮痛剤を使ってケアすると、翌日からの疲労感が違います。
運動による筋肉疲労と、腰痛や肩こりに使う消炎鎮痛薬は、目的も効能も同じです。肩や腰の痛みは、体の発する疲労の警戒信号。筋肉繊維の小さな損傷による炎症が原因といわれ、基本的には筋肉痛と同じ現象です。 薬の成分については、爽快感のあるメントールや、サリチル酸などの配合されたものが主流でした。最近では使用実績のある医療用成分、非ステロイド系抗炎症薬のインドメタシンやフェルビナクなどが配合された一般医薬品も販売されています。ほかにも、筋肉痛・肩こり以外の幅広い用途に使えるものもあります。貼り薬、塗り薬、スプレーなど、剤形は自分が使いやすいものを選ぶとよいでしょう。
筋肉痛や肩こりからくる筋肉の疲れや痛みには、外用薬を利用する以外に、体の中から回復を促すのもよいでしょう。
レバーや豚肉などに含まれる、ビタミンB群は、摂取した栄養をエネルギーに変える手助けをしており、筋肉や、神経の伝達にもかかわっています。また、筋肉の痛みには、ビタミンB1誘導体を補給することで、神経系の機能が活発になるということが証明されています。
ビタミンB群の含まれる食品や、総合ビタミン剤、栄養ドリンクなどを適切に使うことも、疲労や筋肉の痛みをやわらげるために有効でしょう。
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