KiiTa[キータ]聞いた?効いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌|食のパワー丸かじり
KiiTa[キータ]聞いた?聞いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌
Food MedicationKiiTa冬号24ページ掲載
食のパワー丸かじり!
ニンニク 昔から世界中で重用されてきたニンニクには、最新医学もびっくりするような 健康効果がたくさん。  知って得するニンニクパワーをご紹介します。
バックナンバーはこちら
アリシン
切りたて、すりおろしたてのにんにくに含まれるアリシンには強力な殺菌効果があり、昔はケガの消毒や防腐剤代わりに使われていた。

スルフィド
体力増強、血栓防止、抗ガン作用など、にんにくの薬効のほとんどはスルフィドのおかげ。揮発性だが油には溶けるという特徴がある。
ブルーベリー
緑 茶
抗ガン作用
1990年アメリカ国立ガン研究所が発表した「ガン予防に効果が期待できる食品」第1位。さらに、発生してしまったガンへの効果も期待できるという研究結果も。

強壮作用
エネルギー代謝に欠かせないビタミンB1の吸収を高め、興奮作用のあるノルアドレナリンの分泌を促進。眠気がさめ、やる気が出て、気持ちを高めてくれる。
主な栄養成分(100g)
アリシン
0.5g
スルフィド
0.5g
ニオイだけじゃない! 驚きの健康効果

ニンニクに関しての一番古い記述は「エジプトでピラミッド建設にかかわった労働者たちが活力源として食べていた」という紀元前4500年前のもの。日本で盛んに食べられるようになったのは、第二次世界大戦前後のことで、当時は赤痢やコレラなどの伝染病の予防や治療を目的 とした薬代わりでした。伝染病の特 効薬として使われる程、その「殺菌 力」は有名ですが、他にも、強壮作用、 血中のコレステロールと中性脂肪を 下げる働き、血圧低下作用、抗酸化作用、抗ガン作用など、効能の多さには目を見張るものがあります。

ニンニクの働きの素は、あの独特のニオイ。だから香りの強い新 鮮なうちに調理しましょう。 油に有効成分がよく溶けるので、油を熱しないうちからじっくりと炒めると香りが立って美味しく、有効成 分が最大限に引き出せます。また、調理方法によって成分の効果が変わ るので、殺菌作用のためにはすりおろした生のニンニクを。強壮作用のためには、丸々煮たものがオススメです。
ニンニクごろごろチキンスープ
ブルーベリーとクリームチーズのマフィン
材料(2人分)
骨付き鶏肉 2本
ニンニク 4片
ローリエ 1枚
コンソメ  1個
キャベツ 小1/4個
ニンジン 1/2本
パセリ 少々
作り方
1 鍋に水3カップを入れ、ニンニクと鶏肉、ローリエを入れて火にかける。沸騰したらそのまま
中火で10分ほど煮る。
2 ニンジンは厚さ1cm弱の輪切りに、キャベツは1/4をさらに半分にして1/8の大きさに切る。
2 野菜とコンソメを加え、中火で20分煮込む。
2 ローリエを取り出し、器に盛り、パセリを散らしてできあがり。
保存の コツと選び方
押してみて硬いのが新鮮な証拠。また一辺が大きいものを選びましょう。保存は暗くて涼しいところがベストです。

監修 藤澤倫彦先生 有賀豊彦先生
日本大学 生物 資源科学部 農芸化学科教授。 医学博士。
主な著書に「香辛料成分の食品機能」(光生館)、
「脅威のパワー・ニンニクの秘密」(ハート出版)などがある。

最新ナンバー

会社概要

個人情報保護について

お問合せ

Copyright(C)2006. Kiita.All right reserved