ニンニクに関しての一番古い記述は「エジプトでピラミッド建設にかかわった労働者たちが活力源として食べていた」という紀元前4500年前のもの。日本で盛んに食べられるようになったのは、第二次世界大戦前後のことで、当時は赤痢やコレラなどの伝染病の予防や治療を目的
とした薬代わりでした。伝染病の特
効薬として使われる程、その「殺菌
力」は有名ですが、他にも、強壮作用、
血中のコレステロールと中性脂肪を
下げる働き、血圧低下作用、抗酸化作用、抗ガン作用など、効能の多さには目を見張るものがあります。
ニンニクの働きの素は、あの独特のニオイ。だから香りの強い新
鮮なうちに調理しましょう。
油に有効成分がよく溶けるので、油を熱しないうちからじっくりと炒めると香りが立って美味しく、有効成
分が最大限に引き出せます。また、調理方法によって成分の効果が変わ
るので、殺菌作用のためにはすりおろした生のニンニクを。強壮作用のためには、丸々煮たものがオススメです。 |