は、キノコ類などに多く含まれることで知られる有効成分。
“グルカン”とは、グルコース(ブドウ糖)がたくさん結合しているという意味の言葉です。日本語では多糖類といいます。
このグルカンには、大きく分けてα型とβ型の2種類があります。α型はデンプンなどに含まれる多糖類で、体内でブドウ糖に分解されてエネルギーとして使われる物質です。 それに対してβ型は、人間の体内には分解酵素が存在しないため、消化・吸収されない食物繊維の一種として分類されています。ブドウ糖の結合のしかたによって、β1.3-グルカン、β1.4-グルカン(セルロース)などの種類に分けられます。 |
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に多く含まれているのはβ1.3-グルカンで、なかでも、アガリクスやハナビラタケ、霊芝、マイタケ、メシマコブ、ヤマブシタケ、カバノアナタケなどに多く含まれることが知られています。また、パン酵母の細胞壁などにも含まれています。 |
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は、免疫力を強化する効果が知られています。特に、マクロファージという、体内に入り込んだウイルスやバクテリアをやっつける働きをもつ免疫細胞を活性化すると考えられています。病気から体を守る働きを高めてくれるのです。 |
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β-グルカンには活性酸素を除去する抗酸化作用もあり、がんの予防にも役立つといわれ、さまざまな研究が進められています。 |
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