しょうがに含まれる辛み成分、ショウガオール、ジンゲロンは、体内の血のめぐりを良くし、体を温め、発汗を促す効果があるので、風邪対策に効果的です。また、殺菌作用があるため、せきやのどの痛みをやわらげてくれます。
もうひとつ注目したいのは、代謝を促進する作用。辛みや香りの刺激が脳に伝わると、交感神経が活発に働いて、体内でエネルギーの産生が促されます。このことで、蓄えられている脂肪を、積極的にエネルギーとして燃やそうとしてくれるのです。ダイエット中の料理にも、スパイスとしてぜひ活用させたい食材といえます。また、辛みや香りの成分は、空気に触れて、時間がたつほど失われてしまうので、チューブに入ったものより、新鮮な生のものをその都度すりおろして使うのがおすすめです。 |