クロアチア代表(サッカーカタールワールドカップ2022)は強いのか?と話題になっていて、注目選手はもちろん、特徴や戦術、FIFAランキング、フォーメーションなど様々な形で徹底比較!
サッカーカタールワールドカップ2022のグループリーグFで2位となり、決勝トーナメント初戦で日本代表と対戦することになりましたが、大一番の前にクロアチア代表の強さや特徴をしっかりと分析していきます!
クロアチア代表強いのか?
クロアチア代表は本当に強い?と話題になっているようですね。
上のツイートにあるように、日本代表のサポーターからはクロアチア代表はそこまで強くはない、という声が多数上がっています。
- 過去のワールドカップの直接対決ではクロアチアが1勝・1引き分けで優勢
- 2018年ロシアワールドカップで準優勝している
- 強豪グループリーグ最終戦でベルギーの猛攻を凌ぎ切り、引き分けに持ち込んだ
日本代表がグループリーグでドイツとスペインに勝利していることもあり、クロアチア代表のことをやや格下だと思っている方が多いように感じますけど、前回の2018年ロシアワールドカップで準優勝している強豪チームですから、一切侮ることはできません。
これまでに日本代表とクロアチア代表がワールドカップで2回対戦していますけど、クロアチア代表が1勝・1引き分けでリードしていますし、グループリーグ最終戦でFIFAランキング2位・ベルギーの攻撃を0点に抑え、引き分けに持ち込んだ守備力の堅さもクロアチア代表の強みになります。
クロアチア代表の注目選手
クロアチア代表の注目選手を3名ご紹介します。
- ①モドリッチ(MF)
- ②ペリシッチ(FW)
- ③クラマリッチ(FW)
- ④コバチッチ(MF)
- ⑤グヴァルディオル(DF)
注目選手①モドリッチ
- 名前:ルカ・モドリッチ
- 生年月日:1985年9月9日(37歳)
- 前回大会準優勝に大きく貢献し、現在もレアル・マドリードの司令塔として活躍
- 2018年にクロアチア人史上初となるバロンドール選出
モドリッチ選手は身長172cmで平均よりも低めですけど、シュートやクロス、パスの精度が世界レベルにあるのはもちろん、豊富なキャリアをフルに活かした洞察力の鋭さに定評があるクロアチア代表の生ける伝説が、2006年のワールドカップ以来2度目となる日本代表との大一番に挑みます。
注目選手②ペリシッチ
- 名前:イヴァン・ペリシッチ
- 生年月日:1989年2月2日(33歳)
- バイエルン・ミュンヘンやインテルなど強豪クラブの所属歴あり
- 2018年ロシアワールドカップで3ゴール
3トップの左サイドに入るケースが多くなっているFWのペリシッチ選手は、現在プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーに所属していますけど、過去にはバイエルン・ミュンヘンやインテルといった強豪クラブで活躍した実績がありました。
身長186cmでフィジカルを活かしたプレーをするだけでなく、突破力にも秀でていて、ベテランならではの球際での強さも要警戒です。
注目選手③クラマリッチ
- 名前:アンドレイ・クラマリッチ
- 生年月日:1991年6月19日(31歳)
- ブンデスリーガのホッフェンハイム所属
- バイエルン・ミュンヘン移籍の噂が出るぐらいの有力選手で今大会2得点
3トップの右サイドに開く場面が多いFWのクラマリッチ選手は、ドリブルやシュート、トラップの技術に優れているのはもちろん、相手守備陣の裏に飛び出すプレーを得意にしていて、ペナルティエリアでのポジション取りの上手さに定評があります。
注目選手④コバチッチ
- 名前:マテオ・コバチッチ
- 生年月日:1994年5月6日(28歳)
- プレミアリーグのチェルシーで主力選手
- レアル・マドリードやインテルに所属した過去がある天才ドリブラー
FW陣の一列前に構えるMFで左サイド寄りにいるケースが多くなっているコバチッチ選手は、プレミアリーグの名門・チェルシーでずっと主力を務めている有名プレーヤーで、ドリブルの技術がズバ抜けていますから、コバチッチ選手に長くボールを持たれるとかなり厄介です。
注目選手⑤グヴァルディオル
- 名前:ヨシュコ・グヴァルディオル
- 生年月日:2002年1月23日(20歳)
- 20歳の若さでセンターバック(CB)のレギュラーを奪取
- 今大会は骨折した鼻を守るためのフェイスガードを着用
日韓W杯で日本代表の守備の要として活躍した宮本恒靖さんを彷彿とさせる黒のフェイスガードを着用しながら、グループリーグ3戦でフル出場を果たしたグヴァルディオル選手は20歳のディフェンダーです。
カタールワールドカップに出場した全てのディフェンダーの中でトップクラスの評価を受けていて、モドリッチ選手やコバチッチ選手といったレジェンド級の先輩のお株を奪う活躍を見せていますので、日本代表の攻撃陣はグヴァルディオル選手の強固な守備を突破する必要がありますよね。
クロアチア代表の特徴と戦術
クロアチア代表の特徴と戦術をご紹介します。
MFの顔ぶれが超豪華
注目選手の1人としてコバチッチ選手をピックアップしましたが、37歳のベテラン・モドリッチ選手や背番号11のブロゾビッチ選手など、前回大会準優勝の主力メンバーが元気に出場していて、MFのポジションにかなりタレントが揃っています。
モドリッチ選手が全盛期の時の実力を発揮するのは難しいでしょうけど、ボールのキープ力とドリブルの巧みさは健在ですし、MFの顔ぶれが超豪華なところがクロアチア代表の特徴といえるのではないでしょうか。
前回大会よりも守備の意識が強い戦術
前線のプレーヤーに30代の選手が多くなっていることもあり、準優勝した前回大会ほどの攻撃力は持ち合わせていませんけど、守備重視の意識がより強くなっているようで、しっかり守り切った後でのカウンター攻撃に重きを置く戦術を繰り出してきます。
クロアチア代表のFIFAランキング
クロアチア代表のFIFAランキングは12位で、決勝トーナメントで対戦することが決まった日本代表(24位)よりも格上ということになりますね。
ただ、日本代表がグループリーグでスペイン(7位)とドイツ(11位)に勝ち切ったほか、2位のベルギーや13位のウルグアイが軒並みグループリーグで敗退するなど、今大会はFIFAランキングがあてにならない状況です。
あくまでも参考程度のFIFAランキングではありますが、クロアチア代表は2位のベルギー相手に0-0のスコアレスドローに持ち込み、キッチリと勝ち点1をゲットする強かな戦いっぷりに定評があるので、FIFAランキング12位の数字以上に自力の高いチームとして認識する必要がありますね。
クロアチア代表のフォーメーション
クロアチア代表の予想フォーメーションをご紹介します。
- ゴールキーパー(1人)
- リバコビッチ
- ディフェンダー(4人)
- ロブレン
- グヴァルディオル
- ソサ
- ユラノビッチ
- ボランチ(1人)
- ブロゾビッチ
- ミッドフィールダー(2人)
- モドリッチ
- コバチッチ
- フォワード(3人)
- ベリシッチ
- クラマリッチ
- リヴァヤ
いわゆる「4-1-2-3」のフォーメーションで日本戦を迎える可能性が高いクロアチア代表。
センターフォワードのポジションを担当するプレーヤーをリヴァヤ選手と予想しましたが、クラマリッチ選手をセンターに配置し、25歳のブラシッチ選手をウイングに起用する可能性もありますので、前線のプレーヤーは流動的になっていきそうです。
まとめ
クロアチア代表は強い?と話題になっていますけど、注目選手5名(モドリッチ、ペリシッチ、クラマリッチ、コバチッチ、グヴァルディオル)やMFが超豪華という特徴と守備重視の戦術が噛み合えば、日本代表にとってはかなりの脅威になるかと思います。
FIFAランキングの比較はクロアチア代表が12位で、日本代表は24位となっていましたが、波乱続きのサッカーカタールワールドカップ2022ではあくまでも参考程度にしかならず、フォーメーションは「4-1-2-3」の布陣で日本代表と対決することになりそうです。